【神戸三宮】神戸で愛され続けるソウルフード「カレーそば」昭和の香り漂う、カレーそばの名店

グルメ情報

神戸三宮の高架下を歩いていると、どこか懐かしい香りがふっと漂ってくる。
その先にあるのが、創業から半世紀以上の歴史をもつ老舗そば屋『おそば 長野屋』

今どきの洒落た店とはまったく違う。
のれんをくぐる瞬間に感じるのは、時間の止まったような安心感。
そしてその奥から立ち上るカレー出汁の香りが、たまらなく郷愁を誘う。

このお店でお客さんの大半が注文している「カレーそば」
神戸では昔から、“そば屋のカレー”文化が根付いており、その中でもこちらのお店は、昔から地元で愛され続けてきた名店。
“神戸のカレーそばを語るならここは外せない”──そんな存在です。

丼のふちに沿って、ぐるっと一周ウスターソースがかけられているのが特徴的。
出汁の香りを引き立てながら、スパイスの刺激をやわらかく包み込む。
ひと口すすれば、「出汁の甘み → スパイスの香り → ソースの酸味 → そばの風味」と、じんわりと重なってくる。

見た目は素朴だけど、計算された一杯。
このバランスは、長年鍋の前に立ち続けてきた職人の手の記憶そのものだと思います。

ルウのような重さではなく、とろりとした出汁系カレー
箸で持ち上げると、そばに絡みつくようにまとわりつき、最後まで熱々。

カレーうどんとも違い、そば特有の軽やかさと香りが残るのがいい。
出汁とカレーのスパイスがしっかり効いていて、じんわり汗が出てくる辛さがクセになります。
途中でレンゲを使ってつゆをすくいながら、「これ、ごはん入れたら絶対美味しい…」と思っていたら、やはり常連さんたちは自然とご飯を追加注文していました。

店の外観は、高架下の古い木造建物をそのまま活かした風情。
店内に入ると案内された席に従い座る。相席が主流のお店です。

場所は阪急「神戸三宮」駅から徒歩1分。
高架下商店街の2階にあるため、初めて訪れる人は少し迷うかもしれない。
でも、その“わかりにくさ”こそが、この店の魅力のひとつ。

決して観光客向けではない、地元のための名店」
ランチタイムにふらっと立ち寄っても、すぐに満席になることが多いので、開店直後(11:25頃)がおすすめです。

店舗情報
◆住所:兵庫県神戸市中央区北長狭通1-32-15 三宮高架下商店街 2F
◆TEL:078-331-7356
◆営業時間:11:25~16:00
◆定休日:日曜日
◆公式リンク:食べログ

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